群馬のトップを目指すゴレイロに聞く (山田忠志&新井裕巳)

2018-05-30
特別企画/特集

 

 

インタビュアー:今、お二人は選抜で同じチームでプレーしていますよね?どちらも県内では屈指のゴレイロですが同じチームで一緒にプレーしてるとポジションは一つしかないじゃないですか?選抜で一緒にやってる時はどういう気持ちなんですか?

 

山田:一緒にやってる時は、、、負けたくないですね。試合には出たいんで。

新井:良いプレーしたり止めたりとかするとすげーなとも思うし、悔しいなとも思います。ただ自分も負けたくないって思いますね。

 

インタビュアー:所属チームでは中堅以上の立ち位置になってきていますよね?特に新井君は・・・・

 

新井:最年長ですね(笑)

 

インタビュアー:今のチームでの役割ってどんな感じなんですか?

 

新井:まあ、やっぱり最年長なんで事務的な作業も増えますね。まとめるってゆうのがどうなのかなって思うんですけど・・・自分がやっぱりちゃんとやっていかないと結局下の人間はああ、あれでいいんだ、これでいいんだってなっちゃうと思うんで、なるべくチームの活動だったりとか練習中だったりとかなるべく自分が率先してやるようにしていますね。雰囲気づくりも周りがやっぱり若い子なんかは大人しい人間が多いんで自分が喋ったりする様にはしていますね。その辺は自分が練習でだらけそうなときは気使って声かけたりとか意識してやっています。

 

インタビュアー:山田君はBFCでは、どんな感じですか?年齢的には真ん中くらいですか?

 

山田:僕が今29今年30なので、まぁ真ん中といえば真ん中、、、、少し上くらいになりますかね。立場としては、何か役職を持ってる訳でも無くてただ単に一生懸命に練習するだけって感じです。

それでもやっぱり僕はキーパーなので、例えば選手一人一人がちょっと元気ないなとかそういうのを見たらなるべく声かけたりするとかはしています。意識的にまとめようとかそういう事はないですね。一人一人をどんな状態かなって気にしならがら、自分も一生懸命プレーしないと練習も盛り上げられないので、本当に自分に出来る事、与えられた事プラス気づいたことできることなんでも頑張ってやれればいいなって感じですね。

ただがむしゃらにやってるだけですね。

 

新井:とりあえず、森田だったり岩尾だったり自分だったり年長者は特に役職とかはないんですけど、練習中は意識してやってるんで特別決まった事はなかったですね。

 

インタビュアー:もう在籍何年目なんでしょうか?

 

新井:もう12、3年くらいは経ってますね。群馬帰ってきてオーラ入ってからずっとなので。

山田:ぼくのフットサル暦より長い(笑)

 

インタビュアー:BFCは副キャプテンはいるのですか?

 

山田:ないですね。キャプテンだけいます。

 

インタビュアー:技術的な事や試合中事をお聞きしたいんですが試合中にゴレイロとして意識していることとか大切にしていること等を教えてください。

 

新井:試合中、一番後ろにいて全てが見える立場であり、フットサルのゴレイロはオフェンスにも加担できるのでそのあたりは強く意識しています。

中心はディフェンスなんですけどその中で考えているのはリスク管理とかチームのバランス、雰囲気その辺りの全ての流れを作るっていうのがゴレイロなのかなって思っています。基本、試合の流れを作れるようなゴレイロでありたいと考えてやっているので時間の使い方だったり味方の動かし方だったり気にしてやっていますね。その場のプレーや局面ばかり考えるのでは無くて何個か先のことを常に考えようと思っているので、そこのポジションでボールを失ったらどういう状況になりそうだからこうしておこうみたいな準備をしています。

ディフェンスを動かしたりとか自分がもしこの状況でボールを取ったら、どういうプレーが最も良さそうかなって考えながらやって何個か選択肢を作る様にしています。フィールドも一緒だと思うんですけど選択肢が何個かあったほうが慌てることもないと思うので。最近は相手のゴレイロの位置を見ていたり自分でシュート打ったりとかも考えてやっているんで試合全体を見られるようにはしたいと思っています。ゲームを作れるのが一番大事かなって思っています。

 

山田:試合前とか、僕は凄くスロースターターなので非常に準備が大事だなと思っています。例えば理想ですけど夜の7時に試合がありますって場合はイメージの中では朝起きるところから時間が始まっていてゆっくりだんだん気持ちを高めていって、気持ちをピークに持っていくのが理想で。最近は中々そういうことを出来る事も少ないんですけど、出来る時は朝に走ってゆっくりストレッチしたりとかもやっていたりもします。

試合のために自分の気持ちと体を入念に準備します。その準備が凄く重要だって考えてますね。それが上手くいかないと気持ちの中で不安が残ってたりして、気持ちや体がなんかしっくりこないな、ってのがあって、そのギャップでうまくいかなかったりとかします。むしろ、ハマってる時は調整がうまくいったかなって思うことはあるので試合の日、その当日もそうだけど、練習の1週間前からとか試合に向けた準備をすごく重要と考えています。

試合の中で考えるのは色々細かにフィールドプレーヤーの立ち位置を細かに修正したりとかフィールドの選手もすごく声出してくれてるのでそのフィールドの選手はすごく自由にできて、なおかつそのこぼれたところをキーパーが拾ってあげようって気持ちでプレーしています。基本的にはフィールドプレーヤーファーストで考えて、最後のところはキーパーが締めてあげればベストかなって思いますね。

 

 

インタビュアー:お二人は違う部分も多いですね。フットサルってゴレイロの足元の技術が必要になるシーンって多いですよね。そういった部分に対しての考え方を教えてもらえますか?

 

新井:そうですね。自分の持ち味って考えたときにその辺がやっぱりウリだと思うので

その辺はどんどん出していきたいなとは思っています。なので練習中からどういうボールを蹴ったりとかゴールを狙ってみたりとかは常に意識してやってはいますね。

 

インタビュアー:山田君は新井君のこういう部分をどう捉えていますか?

 

山田:僕は本当にキックが下手くそなので、自分でも自覚してるし、周りにバカにされてるし、キックも精度上げたいと思っています。そういうところは見習わないとって思うのと、僕自身も最近はチームのオプションとしてシュートの選択肢っていうのも求められてきてる部分もあるので、本当に自分に絶対的に足りない部分であるその部分がうまくなればもっとフィールドも安心してゲームメイクできるので見習っていきたいと思っています。

県リーグの全てのキーパーを見習わないとダメかなって思うくらい足元には自信がないので頑張りたいと思っています。

実はフットサルを始めた頃から言われていますね。BFCで一番最初に始めた時、当時広島さんが監督だったんですけど当時からです。チアゴ(現デルミリオーレCLOUD所属)とかいた時にとても記憶に残ってるんですけど練習中に、どうしてお前は火の玉を持ったくらい慌ててボールを扱うんだって言われたんですよ。その時はもう常に緊張してるしどうしていいかもわからないしって、それが頭の中にこびりついてて、ボールを持ったら慌てない落ち着いてみる、っていうのを常に自分の心の中に刻みつけてずっと今までプレーしてます。中々うまくならないですけど。

 

インタビュアー:逆に先程は新井君の長所の事を聞いたんだけど、山田君の話みたいにプレイヤーとしての自分の弱点みたいな部分は認識はしてる?

 

新井:そうですね。僕は体格がないんで、群馬県リーグとかやっぱりロングボールとかゴレイロからもそうですけど投げたり蹴ったり長いボールが多くなるので、その辺の対応の仕方を常に考えてはいますね。

高さというのは限度があるかなって思ってるので、それをどうしたら改善できるかなって思ってはいますね。

 

インタビュアー:実際二人とも所属チームでは自分たち以外に良いゴレイロがいるじゃないですか?もう一人良いゴレイロがいるというのは、それはどう考えてるんでしょうか?

 

山田:安心できますね。特にウィリアンは経験も豊富だし、今は動けるか動けないかって言ったらベストな状況ではないですけど精神的な部分であったりとか、常に言ってるのはどっちがフィールドに立っていても気持ちはコートに常に一緒にいるという事です。本当にいつも声出してますね。いつも一緒だいつも一緒だって言ってますけど、本当に心強いです。彼が試合に出ていても、僕がそんな存在になりたいですね。本当に心強いし助けられています。

新井:僕の場合は根岸直也ってゆうゴレイロなんですけど高校時代から同じチームで自分はやっぱりどっちが出ても遜色はないと思っています。2個下でずっと一緒にやってきてるんで付き合いも長いですし、本当にどっちが出ていても、多少は悔しい気持ちはあるかもしれないですけど任せたよみたいな感じでやってもらっているので、ベンチからの声が聞こえて心強いなっていうのはありますね。

 

インタビュアー:トレーニングの中でどんな事を意識してるのか、大切にしてるのかを教えてください。

 

新井:練習は試合の事を考えながらやるのが一番だと思っています。カウンターの練習で言えば、自分がゴールに入っていて3VS2とかでカウンター食らってる状態で自分がキャッチをしたりとかした時に、カウンターのカウンターが出せる時だと思うのでボールを取った後のこととかを考えて、味方はいないんですけどとってそのままドリブルしたりとか自分の中でイメージしてやっています。大事なのは常にどういう練習やったら試合につながるかって考えながらやるのが大事かなと思ってやってますね。

 

山田:そうですね、やっぱり本当にひろみさんのいうとおり試合を意識しないと練習の意味がない。練習のための練習をしてもしょうがないので。試合のために練習してるので一つ一つのプレーは試合のクオリティでやらなきゃいけないと思っています。特にウィリアンのトレーニングをしてて思うんですけどブラジルのゴレイロのコーチたちってすっごい強いシュート蹴るんですよ。練習の時も、手が弾かれちゃうんです。でも、キャッチしろ、絶対キャッチしろって。

これは試合の時と同じシュートを蹴らなくちゃいけないので、弱いボールを蹴ると怒られるんです。だから1本のキック、キャッチ練習であっても試合と常に同じように、シュート練習の時も絶対に決めさせないつもりでポジション取ってどうプレイするのか、すごく重要になってくるかなって思っています。

後は試合と同じように練習に行く時も体が動く、いかにいい状態になってるかですね。動かせないといい練習はできないので、そこの部分で練習にいける時は100パーセントの動きができるように体を作っておく。例えば、集合の前にちょっと走ってストレッチしたりしとくとか、使える時間は全て使っていい状態に練習に持っていけるように努力はしてます。

 

 

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