審判について
日本サッカー協会が定めるフットサル審判資格
フットサルの試合の審判を務めるためには審判員という資格が必要です。 1級~4級までそれぞれのレベルがあり、これらの審判員は各都道府県のサッカー協会と日本サッカー協会に認定されるものです。 フットサル審判1級の資格を持っていると、Fリーグ等での実績により国際試合を担当できる国際審判員が推薦されます。
フットサル1級審判員
フットサル1級審判員は、JFAが主催するフットサルの試合の主審および第2審判を務めることができます。
フットサル2級審判員
フットサル2級審判員は、地域協会が主催するフットサルの試合の主審および第2審判を務めることができます。
フットサル3級審判員
フットサル3級審判員は、都道府県協会が主催するフットサルの試合の主審および第2審判を務めることができますが、 都道府県協会の審判委員会で認められた場合を除き、加盟チーム第2種の年齢に該当する審判員は、ユース年代以下(U-18)のフットサル試合の主審および第2審判を行うものとします。
フットサル4級審判員
フットサル4級審判員は、都道府県協会または都道府県協会傘下の団体・連盟等が主催する試合の主審および第2審判を務めることができます。ただし、それらの協会の審判委員会で認められた場合を除き、加盟チーム第3種の年齢に該当する審判員は、ユース年代以下(U-15)の試合の主審および第2審判を、加盟チーム第2種の年齢に該当する審判員は、ユース年代以下(U-18)のフットサルの試合の主審および第2審判を行うものとします。なお、4級審判員で、特に優れていると都道府県協会の審判委員会で認められた審判員は、都道府県協会主催のフットサルの試合で主審および第2審判を務めることができます。なお、フットサル4級資格は、満12歳(第3種年代)以上で心身ともに健康な人であれば誰でも受検が可能です。
フットサル審判員になるには
フットサル審判の資格を取得する場合はまずは4級の取得からスタートすることになります。12歳以上で心身ともに健康であれば、誰でも資格試験を受講することができます。資格試験はインターネットから簡単に申し込むことができます。
インターネットからの申し込み方法
1.Kick offのサイト(審判、指導者の日本サッカー協会への登録サイト)にアクセス
2.左下にある『新規4級資格を取得する』の『フットサル審判員』をクリック
3.講習会を受けたい地域を選択して申し込む
4.講習会参加費を銀行へ振り込む
5.講習会にて講習と筆記試験を受講
6.約1ヵ月後、結果が郵送で送られてくる。もしくは講習会中に合格発表(各地域の協会による) ※審判の資格試験を申し込む際に注意すること。講習会の数は年に1~2回と非常に少ないので日本サッカー協会に講習会日程の情報を問い合わせておくと良いでしょう。
講習会
講習会ではサッカー協会の講師から、約2時間ほどフットサルのルールについての講義を受けることになります。ルールブック内容の把握やビデオを視聴しながら知識を深めます。筆記試験に出るポイント等もアドバイスしてくれるのでしっかり講習に参加しましょう。
筆記試験
筆記試験では穴埋め問題や○×問題の方式で35問ほど出題されます。コートのサイズや道具のサイズなど、数字を問われる問題は頻繁に出題される傾向にあるので覚えておくと良いでしょう。
実技指導
講習会と筆記試験の他に実技指導を行う協会もあります。これは地域ごとの協会によって異なるので確認しておいてください。あくまでも実技の指導なので基本的には見ているだけとなりますが、上級審判員が実践的な審判法を指導してくれるので質問等をして積極的に参加すると今後のためにもなります。
結果発表
結果発表は講習会の最後にその場で発表される場合や、後日郵送で合否結果が送られてくる場合など、協会によって通知が異なります。
群馬県で試験を受けるのなら
地域ごとによる試験内容等の違いは日本サッカー協会に問い合わせても良いですし、群馬県では群馬県サッカー協会が質問等を受けています。また群馬県サッカー協会のサイト内には試験日程も見ることができます。他にも社団法人群馬県サッカー協会審判委員会という団体もあり、問い合わせから指導、講習についても書かれていますので参考にしてください。
審判資格詳細
- 日本サッカー協会が定めるフットサル審判資格
- ・フットサル1級審判員
- ・フットサル2級審判員
- ・フットサル3級審判員
- ・フットサル4級審判員
- フットサル審判員になるには
- ・インターネットからの申し込み方法
- ・講習会
- ・筆記試験
- ・実技指導
- ・結果発表
- ・群馬県で試験を受けるのなら
群馬県内では大小様々なフットサルの試合が行われます。その際、フットサル施設主催の大会であればフットサル施設のスタッフが審判員をこなす事が多いですが、公式の大会では以下のように行われています。
全日本大学フットサル大会 群馬県大会
(社)群馬県サッカー協会審判委員会より派遣する
全日本少年フットサル大会 群馬県大会
一次リーグにおいては、各チームの有資格者による帯同審判員で行う。 決勝トーナメントにおいては審判部で行う。
群馬県フットサル1部リーグ
(社)群馬県サッカー協会審判委員会より派遣する
群馬県フットサル2部リーグ
リーグ参加各チームの有資格者が持ち回りで審判役を行う
群馬県フットサル3部リーグ
リーグ参加各チームの有資格者が持ち回りで審判役を行う
日本フットサル審判員の現状
以下は全国のフットサル審判員数ですが、フットサルの競技人口に比べて、審判員の絶対数はまだまだ足りていないのが現状です。
1級 | 49 |
女子1級 | 0 |
2級 | 907 |
3級(一般) | 3,565 |
3級(U-18) | 12 |
4級 (一般) | 16,211 |
4級(U-18) | 277 |
4級(U-15) | 129 |
合計 | 21,150 |
審判員の道具を揃える
審判服
フットサル審判員の服装はシャツ、ショーツおよびストッキングのいずれも黒色であることを基本としますが、他の色のものを着用することも認められているようです。ただし、選手のユニフォームとかぶってしまう恐れがありますので黒の上下を所有しておくのが無難でしょう。シューズに関してはフットサルシューズであれば良く、細かい規定はありません。また、規則によりまた、公認審判員はJFA REFEREE(JFA公認審判員)のワッペンかFIFA REFEREE(国際主審)、FIFA ASSISTANTREFEREE(国際副審)のワッペンをつけなければなりません。
ホイッスル
審判服とともに必要となるのがホイッスルです。色の指定はありませんが性能を重視し競技用のものを選ぶのがいいでしょう。
警告カード・審判メモ
フットサルの競技において悪質な反則、行為を行った選手に対して審判が警告を宣するときに提示する黄色のカードをイエローカード、その中でも特に悪質な反則を行ったプレイヤーに対して審判が退場処分を言い渡す時に提示する赤いカードをレッドカードといいます。イエローカードの累積で退場となる事もあるので、審判員は審判メモを持ち、試合中の警告について書きとめておく必要があります。
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