立ち止まらず、走る/VERFADA FUTSAL TAKASAKI

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2012年度群馬県フットサルリーグ2部リーグを制したのはVerfada Futsal Takasaki(ヴェルファーダフットサル高崎)。Forca caneta、Culb Fute Maebashiと共に最終戦までもつれ込んだ優勝&1部リーグ昇格争いを制し、見事悲願の2部リーグ優勝を果たし1部リーグ参入の切符を手に入れた。

 

VERFADA FUTSAL TAKASAKIは

VERFADA(旧HITUJIOTOCO MAEBASHI)は競技志向のチームとして改名・体制変更をして2年のチームだ。チーム名の『Verfada(ヴェルファーダ)』はポルトガル語で『赤い妖精』を意味する。猛き、熱く、強くという意志を持って使ったチームカラーの赤を意味する [ Ver ] と、美しいプレーで観客を魅了しフットサルをもっと知ってもらいたいという思いから妖精を意味する [ fada ] を合わせ『Verfada』と名づけられた。練習は週2回。床で蹴る事にこだわり、練習はもっぱら体育館が中心だ。また、その定期練習の他に、積極的に練習試合を組み、オフシーズンには『Verfada Cup』と称して、県リーグ所属チームに声をかけた中規模の練習試合を組む事もある。

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2011年度、1部昇格を掲げ戦ったものの、あと一歩のところで及ばず涙を呑んだ。リベンジに燃えた2012年。Verfadaメンバーの覚悟は本物だった。最終節の対Fute戦。試合終了10数秒で逆転ゴールを決め、優勝を果たした際の狂喜の涙が全てを物語っていた。

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Verfadaは決して強烈な個が集まったチームではない。練習に裏打ちされた運動量。フットサルへのひたむきさ。社会人チームながらも、エンジョイの気配は少ない。Gun-sal.netは今回、ヴェルファーダの強さの秘密・フットサルへの思いに迫った。

 

高橋代表インタビュー

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Q.VERFADAは群馬県リーグでもトップクラスのフットサル環境の良さだと聞いていますが具体的に良さを教えてください

そうですね、「VERFADAさんは環境が整っていてうらやましい」と他のチームの方に言われる事はありますね。確かに広い床の体育館という練習場所の確保、練習回数、練習への参加率、手を抜かない練習内容、指導者の確保、協力スタッフの体制、HPでの広報、試合動画の共有など、関わる人たちの協力で質の高い環境を保てて居ます。代表として、環境を良くしようとしたと言うよりも、1部リーグ昇格という目標に向けて、それぞれが動いた結果だと思っています。特に、練習や試合での手伝いを買ってくれている女子チーム:Naporeon Futsalの存在は大きいと思います。人数が足りない時に練習へ参加してくれたり、試合ではマネージャーとしてベンチに入ってスコアを取ってくれたり、応援に駆けつけてくれたりといつも助けられています。当然我々も、Naporeon Futsalへの協力をしています。そういった相互の協力体制が取れるということはチームを運営していく上で非常に有利な事だと思います。

Q.今後VERFADAが目指していくチームの形を教えてください

今後、上のカテゴリを目指していく上で、スポンサーを見つける事も視野にいれ、運営周りもよりしっかりとした形を作っていこうと思っています。理想としては地域に根付いたクラブチームのような運営方式を取り入れて行きたいと思っています。

2012年度キャプテン:小野貴弘選手インタビュー

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Q.キャプテンとしてどんな事を行ってきましたか

自分はプレーで引っ張るタイプでも、みんなをまとめるタイプのキャプテンでもなかったので、とにかく誰よりも練習に参加しようと決めていました。練習参加率は良かったと思います。キャプテンだからというわけではないですが、やはり上手くならないといけない!と強く思い、Naporeon Futsalの練習にも参加し、スキルを磨きました。キャプテンとしてそういった姿勢をみんなに示して行こう、と。チームのボールやゴールの持ち帰り、ビブスの洗濯等裏方の仕事も率先してこなしましたね。チームとして、しっかりやっていこう!とみんなで決めたからには、自分の行動でみんなの意識を上げて行こうと思っていました。それでも自分は、みんなの意識の高さに助けられ、名ばかりのキャプテンだったかな?とも思いますけどね。

Q.2012年シーズンはどんな思いで過ごしましたか

2011年度に2部優勝を逃がし、本当に悔しい思いを味わったので、2012年は絶対に優勝して1部に上がるということしか考えていませんでした。僕だけでは無くチームの全員が同じ思いだったと思います。優勝というチーム目標に向けて、2011年度よりも意識を高く保てたと思います。具体的には練習への参加率アップや、声を出さないメンバーが多かったものの声が出るようになったこと、メンバー同士のミスを指摘しあえる厳しさも生み出すことが出来ました。こういったことは競技でやっていく上では当然のことで、まだ満足いくレベルではありません。今後も現状に甘んじることなく引き続き、そういった意識の向上に努めていければいいと思います。

水出監督インタビュー

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Q.目指していたチームの形について教えてください

自分がチームに加入した時、チームは少し意識の高いエンジョイチームという感じでした。そこそこ蹴れる選手は居ましたが、戦術をかじっただけでサッカーの延長。そんな印象でした。競技としてフットサルをやって行きたいという気持ちが選手たちの中に芽生えたのをきっかけに、自分が監督となりチームの再構築を始めました。
2010年の後半から監督を任され、2011年はチームとしての基盤作りの年でした。基本となる『止めて、蹴る』の徹底です。フットボール全般に言えることですが、フットサルはボールを味方に繋げる事が大切です。ノープレッシャーではミスしなくとも、敵からのプレッシャーや速いスピードの中でという条件が付加されるとそれは難しくなります。戦術や決まり事も凄く大切だとは思いますが、ボールを狙った所に蹴れずに戦術は出来ません。加えて『ディフェンスの強化』。2部リーグの試合時間、正規よりも小さなコートサイズ、相手チームのメンバーの少なさ、2セット組める自チームのメンバーの多さ等を踏まえVERFADAでは前からプレスをかけるマンツーマンのディフェンスを徹底的に練習しました。
2011年で昇格出来ず、がけっぷちの2012年。この一年はフットサルを本格的に意識し、1部を目指すだけではなく、1部での自分達の試合を意識して練習を行いました。1年目がチームの形作りだったとすると、2年目はチームの色づけを行い、それは達成できたと思っています。考えて動けるチームを目指し進めてきて徐々に形になりつつあります。

Q.2部リーグで勝つチームはどんなチームだと思いますか

2部リーグではプレスをかける戦術が適していると思います。1部リーグのチームに比べて戦術性も高くなく、足元の技術が安定しないチームが多いので前からプレスをかけることで相手チームの良さを消し、ミスを誘発する事ができると考えています。実際に、この2年間の得点の半分が相手コート内のボール奪取からという形でした。時間も短い為に先制点を奪う事がとても大切だと考えています。2011年での敗北は経験の少なさが原因だったと思っています。ランニングタイム制の時間の短さを味方に出来ず、2部という環境やレギュレーションに対応できなかった結果の敗北でした。2部リーグはフットサルというよりフットサルコート内でのゲームなので戦術よりも流れ優先で考えて行ったほうが良いのかな?という気はしています。2012年の勝利は、2011年で学んだこと(点を取って勝つじゃ上がれない)を元にチームを修正できた事が大きいと思います。

Q.VERFADAはどのような練習を行っているのでしょうか?

基本的には週2回の中でオフェンスとディフェンス、戦術回りをバランス良く練習しています。インテグラルトレーニングが中心で判断系のメニューを多めに取り組ませています。まだまだ基礎がしっかり出来ないチームなので戦術よりも基礎技術の練習の比率が高くなります。ディフェンス等もシチュエーショントレーニングが中心となるので戦術的な内容は多くありません。もちろんセットプレーやパワープレーの練習も行いますが試合前に少し入れる程度です。フィジカルトレーニングも定期的に入れてはいますが1部に上がるので量は増えると思います。試合も結構な量をこなしています。県内だとCLOUDさんに良く試合をして頂いたりしています。

Q.VERFADAの1部リーグへ向けての課題や戦い方を教えてください。

まずはディフェンスの整備です。今まで2部仕様でやってきたディフェンスを1部仕様切り替えることです。1部用に別のディフェンスも準備してあります。ただ、やはりフィジカルコンタクトによる失点や試合時間の長さから来るファールアウト等も増えると思います。その部分は経験でしか埋められないので早く慣れることですね。選手権では1部のチームとの試合経験も詰めているので、試合前の準備から大切にしていけば大崩れは無いと思っています。1部リーグになると個の力が強くなるのでオフェンス・ディフェンス共に簡単に数的不利を作らない様にしていかなければいけないと思います。何にせよチャレンジャーなので楽しんでもらいたいと思います。昨年のGHCさんの様に良い結果を出して欲しいと期待しています。

取材・記事/スタッフR

取材協力/VERFADA FUTSAL TAKASAKI

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